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スピリットヒルズワイナリー見学

昨年に続き、今年もスピリットヒルズワイナリーへお邪魔してきました。

ロッキー山脈の麓の丘陵地帯

アルバータ牛を生産する牧場地帯の中にワイナリーが存在します。

オカナガンやナイアガラのワインを聞いたことがある人は居るでしょうが、アルバータ州のワインということに首をかしげる人も多いでしょうね。

そんな野性味あふれる大自然の中にワイナリーが存在します。

遠景からだとワイナリーって分からないですよね。

ブドウ棚も無いので、単なる農場にしか見えません。

ここのワインはブドウを使わないワイン。

???と言う方もいらっしゃるでしょうね。

アルバータ州の名産って何かご存じですか?

アルバータ牛ですよね。

牛肉からワインは出来ませんので、もう一つの名産があるんです。

アメリカの牛肉はグレインフェッドと言って、穀物飼料を与えています。アルバータ州ではグラスフェッド、つまり牧草のみで育てている牛が存在します。

牛はもともと穀物を食べない動物。

穀物飼料を与えられた牛の牛肉は、オメガ3とオメガ6の割合が崩れ、我々人間に健康面でよくない影響を与えてしまいます。

しかし生まれ持った牛そのままの食生活をさせたグラスフェッドは、オメガ3とオメガ6の割合が理想的に。

なのでこの辺りのアルバータ牛生産農場では、牧草をとても大切に育てます。

化学肥料や除草剤などは使いません。

このことから、野草が元気に育つ環境が生まれ、その野草から取れるハチミツの品質が、世界屈指の高品質になったのです。

そのハチミツと、野草から作られるハニーワイン(フラワーワイン)は絶品です。

この日はタンポポの収穫をしていました。

機械ではなく、手で一つ一つを丁寧に摘み取り、ハチミツと合わせたワインにします。

ブドウのワイン(赤)に比べて抗酸化作用が100-120倍もあるここのワインは、ボトルを開けてすぐに飲まなくても風味が変わりません。

なので、ご夫婦で、ゆっくり2-3か月かけて飲んでも、最後までおいしく、同じ風味でいただくことが出来るのです。

ブドウのワインには出来ない芸当。

それだけではなく、ミシュランの星を取得したヨーロッパのレストランの有名ソムリエを唸らせた味。

このワイナリーが出来て僅か7年ですが、すでに受賞歴のあるワイン。

2020年より日本でも、ネットで購入できるようになりました。

スピリットヒルズのサイトから、日本語を選んで、shopへ行くと、日本のオンライン販売サイトから購入できます。

防腐剤など一切入っていない。

これはハチミツのおかげ。

ハチミツは何年経っても腐らないってご存じでした?

自然が生み出した自然の力。

それらをうまく利用して、こだわって作られたここのワインは、ワインの見方を変えてしまうかもしれません。

ハチミツが使われているワインですが、アイスワインのように甘くはありません。ブドウワインの甘さのあるワインもありますし、種類によってはドライなワインも。

ハチミツ酒は世界で最も歴史のあるお酒。

その新しい世界を見ることができます。

昨年と今年撮影した動画をまとめましたので、興味のあるかたはご覧ください。

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