カナダ首相 早期国境再開を否定
カナダの首相は、エアカナダからの国境を早期に規制解除するよう要請を受けました。
エアカナダによれば、我々航空業界はピザ屋とは異なり、明日営業再開します。という具合に簡単に再開が出来るものではなく、スタッフのトレーニングなども含めて数か月単位での準備が必要である。さらにヨーロッパでは各国間の移動制限の解除が徐々に行われており、このことに見習って、早期国境閉鎖の解除を政府に訴えました。
しかしながら、第二波などの懸念があること。それ以前にオンタリオ州やケベック州では、ここ1週間ほどようやく新規の感染者が減ってきた状況でもあるが、未だ経済活動の第二段階に入ることが出来ていない地域もあり、オンタリオ州ではそれ以前に非常事態宣言の解除にも至っていない状況。
このことから、早期国境閉鎖の解除は現時点の状況においては、考えられないと早期解除を否定したようです。
特に隣国アメリカでの感染者が依然として多いことだけではなく、カナダ全土としても、経済活動の再開に伴い患者が増えている地域もある。さらには新規感染確認者数が減ったとはいえ、未だ感染者が多くカナダには居る状況で、医療機関の逼迫した状況は脱したものの、自国でのコントロールが出来てないことを考えますと、早期国境閉鎖の解除は難しいのかもしれません。